底抜けに明るい主婦は宝、家の中の縄文杉。

屋久島の話が続く前に一呼吸。。


先日久々にママ友達に会ったのだが、底抜けの明るさ、強さ、つくづく最高だなと再確認した。

有り難いことに仕事でもたくさんの魅力的な人と出会うけれど、子供を介して繋がったママ友、主婦友達には、仕事で出会う人たちとはまた異質な魅力がある。それもしかして凄く深刻なんじゃ、ってこともハハハって冗談みたいに笑い飛ばす強さと、それ別にどっちでもいいのではwってことを決して見過ごさずとことん議論する繊細さとを持ち合わせている主婦達。

世の旦那さんというのは、結婚して時が経つにつれ、最初はしおらしかった妻がだんだんとタフになる現象について「おばさん化」などと嘆きがちだが、実際ちょっとやそっとじゃ動じない、さながら縄文杉の様に安定感のある存在が家の中にいてくれるって素晴らしいことだ。そのことを決して忘れていけない。たとえばふと日常にないものに惹かれて、場末のスナックのどこか影のあるバツイチママに淡い恋心を抱いたとしても、アバンチュールは妄想の中でだけにとどめておくべきである。ヒーローのように彼女の闇を引き受けたい想いに駆られても、後ろ髪を引かれつつ家に帰って、そこで相も変わらず繰り広げられるロマンスのかけらもないギャグ漫画みたいな日常を享受できるありがたみを噛み締めるべきである。放っておけば深刻な不幸に育ちかねない邪悪な芽を、しおらしさを失った代わりにタフになった妻が今日もハハハって笑い飛ばしながら次々と摘み取ってくれているのだ。ほら、こんなにも愛おしい!

 

……で、そんな眩しい主婦達をさらに輝かせるための本をお友達でライターの梅津さんが出版されたのでここでご紹介したい。

ミセス・シンデレラ 夢を叶える発信力の磨き方

ミセス・シンデレラ 夢を叶える発信力の磨き方

 

 こちら。ブログやSNSを使ってオリジナルレシピやペットの写真などを発信している主婦達が、よりステップアップするためのノウハウが沢山詰まった一冊だ。著者・梅津さんはネットでスター犬や看板猫を発掘するスカウト活動をされると同時に、ご自身もネット経由で仕事の依頼を請ける立場にいらっしゃるので、メディアの人が声をかけたくなるプロフィールの書き方とか、料理の写真の撮り方とか、紹介されているテクニックはすべてリアルな経験に基づいている。

主婦のタフで明るいエネルギーがもっともっと社会に充満すべきだと思うので、主婦ブロガーの皆さんはぜひともこの本を参考に、シンデレラになってください。

 

加えて、もう一点お知らせがあります。

先日のB&Bでのトークイベントの模様、第一弾がAMに掲載されました。

結婚はスタートアップだけど、結婚生活はマネジメント 家入明子×福田フクスケ対談(第1回)|AM「アム」

喋りが本当に苦手なために実りあることがまるでお話できませんでしたが、そんな中でも福田君がうまくまとめてくれ、さらにAMさんが掲載してくれましたのでよろしければご覧ください。

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ところでこれは今日焼いたフォカッチャ。屋久島で見かけたカニを思い出してつい取り出したナプキン。※描かれているのはザリガニ。