感動はすぐにピーク

歳のせいか平常心→感動の頂点までの道のりがものすごい急勾配。且つ、遊園地の絶叫マシンのような勢いでビュンと登ってビュンと落ちる。

テレビになんか騙されないよ!と思っているのに気がつくと一瞬のうちに感動して咽び泣いている。
なんだよこの漫画、綺麗事ばっかじゃないか!と思って読み進めるのにあっという間に感動して咽び泣いている。

これはやばい!これは感動する〜!とあらかじめうるさくまくし立てて、これから泣くぞって予兆をプンプン匂わせておいた方が周りには親切なのだろう。しかしフリーフォールなのでそんな余裕もなく、急に高まり、急にドッと涙が滝のように流れる。

娘はそんな私に気付くと「お」と言う。ほう、ここでそうきましたか、と言った様子で、またそれ以上の興味も関心も特にないですといった面持ちで、至って冷静に「お」とだけ言う。で、すぐにまた自分の作業に戻る。


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地方滞在中につきパンは休憩です。

かあちゃん取扱説明書 (単行本図書)

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