家庭訪問で情事
今日は家庭訪問の日だった。
午前中のうちに美容室に行き身綺麗にし、部屋も入念に片付け、粗茶などを用意して周到にお迎えの準備をした。

愛犬もどことなくかしこまっている。
そよ風が吹き込む爽やかな午後。
長男の時からお世話になっている先生と、思い出話など挟みながら過ごす楽しいひととき。
娘さん、頑張ってますよ。一生懸命お勉強しています。
そうですか、それはよかった!
たまに娘さんをお兄ちゃんの名前で呼んでしまうんですよ(笑)
わかります。私はよく長男と飼い犬を呼び間違えてしまうんです。。あっ。
話の流れで犬をふと見やると、淡いピンクのクッションを大切に抱え込み、一心不乱に腰を振っていた。
さっきまでかしこまっていたはずなのに、なぜ今になって。。!
動揺を隠しながら、興奮気味の犬をそっと制する。同時に空虚な苦笑いで場をつなぐ。一旦休憩ののち、ほとぼりが冷めた頃合いを見計らってふたたび犬、発情。苦笑いと共に再度制す、一旦やめる、音もなく再開。
教育の現場からの真摯な声の傍ら、本能に身を任せた動物的な情事は何度となく繰り返された。
そんな家庭訪問。

ところでこれは先日焼いたフォカッチャ。お酒の席に合う塩辛いパンのレパートリーを増やす必要があるな。