結論のないお喋りの海に浮いていたい
「○○とかって、こんな感じだよね」
「ああそうそうこんな感じ(同じことを言ってる体でほんの少し軌道修正)」
「だからこうなって。。(同一線上で発展させた体で自分のやや主張に寄せる)」
「そうそう!で、こうなるわけだよね!(同一線上でさらに発展させた体でさらに自分の主張に寄せる)」
女の子の会話って結構こんな感じで進む。そもそも最初に結論はなく、思いついたことを口に出してみて、そこにかぶせて、かぶせて、そんな会話の中で最終的に到達したところが結論なのでこれで全く問題ナシなのだ。
ところがこれが男の子相手となると
「これってこんな感じだよね?」
「え?つまりこういうこと?(ピント絞る)」
「いや、こういう感じ」
「ああ、だからこういうことだよね?(ピントさらに絞る絞る)」
「ちょっと違うかなー」
「じゃあこういうこと?(位置をずらしてさらにピントをグイグイ絞る)」
これによって自分でも結論が曖昧だった部分にうまくスポットが当たり、ああ!こういうことだったのか!とはっとさせられることもあって、これはこれでとても良いものだ。
。。だけども今はなんとなく、ゴールのぼんやりとしたお喋りの海に、ぼんやりとした女の子と浮き輪でもつけてプカプカ浮いていたいような、あてどなく漂い続けていたいような、そんな気分だよ。