若干無重力っぽくなれるタンクに入って60分間瞑想してきた。※訂正しました!

4/10 15:30追記

※思いのほか反響が大きく多くの人に誤解を生んでしまったので誤りを訂正します。タンクに入ると塩水で体が完全に浮かぶんだけど決して無重力ではないです。無重力は体験できません。失礼しました!

 

先日友人がFacebookでポストしていて物凄く興味がわいたので、アイソレーションタンクなるものに入ってきた。タンクの中には濃い塩水が張ってあって、この中に1時間〜2時間浮いた状態でただぼーっとするのだ。そもそも泳ぎは苦手だが水に浮くのはとても好きで、いつか死海に行ってみたいと思っていた。だから今回はその予行演習、って感じで、どうも〜楽しみにしてきました〜って感じで、ウキウキしながら白金高輪・フロートセンターさんを訪れたところ、普段あまりそういう人はここにはこないんですよ、と代表の原田さん。瞑想を日常的にやる人や、ジョン・C・リリー博士(タンクを発明した人らしい)に精通している人なんかがどうしてもアイソレーションタンクを体験したくて、ネットで探してたどり着くケースが多いそうだ。世の中広いので色んな人がいるな。

 

現場での流れをざっくりと説明すると、浮き方のレクチャー→シャワー→タンクに入る(60分)→再びシャワー→支払い。この日私はうっかりおろしたての革靴を履いて行ってしまい、センターまでの道すがら何カ所か靴刷れを起こしてしまっていた。センターではワセリンと絆創膏が用意されていたのであらかじめ処置して入ったものの、タンクの中の濃い塩水は小さな傷口にも結構滲みた。ただそれも数分で、そのうち痛みはなくなってくる。と同時に体の力の抜き方が分かってきて、体が浮いている心地よさを実感する。それからさらに時間が経つと水に触れているという感覚すらなくなってきて、たまに不安になって指先や足先をわずかに動かして水の感触を確かめたくなる。

何ら感覚を刺激するものもない中で、ただ自分の呼吸や内蔵の音が体の中に響く。ここぞとばかりに独壇場で脳が働き、自分でも思いがけない様々なことが、次々と頭に浮かんでは消えていく。途中でふっと感情が高まった瞬間があり、あれ、なんでこんなに感情が高まっているんだっけ、と思考を巻き戻して、ああさっきこんなこと考えていたんだった、だからこう感じたのか、という流れ、夢を見て泣いて起きるときの感覚と近いものがあった。起きて、意識を保って考えているのに、どこか夢を見ているような状態。60分が経過し、起き上がろうとすると物凄く体が重い。ふらふらとして、歩こうにもなかなかすぐには歩けないのだ。ここまでひっくるめて、新感覚の非常に貴重な体験であった。

考えてみれば、起きているのに全く体を動かさない時間というのは日常の中にほぼ皆無なので、瞑想とかスピリチュアルなことは抜きにしても、こういう時間をあえて作るというのもの悪くないなと思った。体の力の抜き方が分からなくなっている疲れた友人達にもおすすめ。回を重ねるごとに感じ方が変わってくるらしいので、私も時期をあけてもう一度行ってみようと思う。

より詳しいレポートは以下のページで(非常にいい体の男達の写真とともに)詳しく説明されているので興味のある方はどうぞ。

究極の?リラクゼーション。宇宙と一体化するトリップ体験を! | 東京都のTRIP

 

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ところでこれは先日焼いた紅芋、抹茶の3色食パン。

例によって強力粉が足りなかったので薄力粉、準強力粉を混入。200度で35分焼いたところ少々焼き色が濃く付きすぎてしまったので次回はもう少し短めに。