わたしは今日こんなことを思いました。

仕事と家事に忙殺される人生、とか思えばそれまでですが、日々の小さな選択を重ね続けた結果、偶然にも成立している今、と思えば、たとえば今夜はご飯にするかパスタにするか、そんな些細な二択ですら明日へ繋がる大きな意味を持つものだと気付くというものです。終わりへと繋がっている長い糸を、自覚的にも、無自覚にも、ちょっとずつたぐり寄せる様に自分は生きているのだと思うと、味気なかったわたしの暮らしというものが途端にドラマティックに輝き出し、主人公として、自分は今を美しく生きていかなければいけないのだ、というような気にもなってきます。

人を羨まず、人を憎まず、人に何を言われても、わたしはわたしの、慎ましくも愛おしいドラマを、粛々と生きていきたいものです。