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もう怖くないママ友コミュニティ


私はお母さんコミュニティにおいて大体の場合最年少。
最年少キャラとしてコミュニティの中でうまくやっていくコツは、年下だからと遠慮せず、要所要所でふてぶてしく振る舞いながらも根底では年上ママを可愛いくてしょうがない、と思いつづけることだ。年下の女というのはただでさえ女の敵なので女性らしさをむき出しにしていては年上ママのガードは突破できない。まずは敵と見なされないよう、ちょっと男性的な視点から年上ママの女性としての可愛らしさに気付いてあげて、愛おしく思うこと。これがベースになければ話が始まらない。しかしそれだけではただ気持ち悪いか上から目線で横柄なやつで終わってしまう。だからたまに、ごめんなさい私だけ若くて、えへ!といった、相手が笑いながら突っ込めるようなふてぶてしい発言をする必要がある。というのもお母さんコミュニティの連帯感は多くの場合自虐ネタの共有によって強固になるのだが、年下キャラがそこに同じ打球で参戦しようとしても「いいじゃんまだまだ若いんだから」ですべて打ち返されてしまう。
「お正月あけたら6キロも太ってて。。」
「いいじゃんまだまだ若いんだから!」
「洗濯物が乾かなくて、今、生乾きのパンツ履いてて。。」
「いいじゃんまだまだ若いんだから!」
ちょっとこれはどうかと思うものの実際、大概のことがまだまだ若いのでなんとかなると思われている。
一般に自虐ネタというのは自分の敷居を下げて相手の侵入を許すために用いるものなので、それが通用しない以上、年下キャラは若さを逆手に取ってそれを要所要所で吹聴し、相手に気持ち良く突っ込ませることで敷居を下げて侵入を許す、私の経験上これが非常に効果的だ。

とはいえ、実際のところお母さんコミュニティというのは、上記のようなことを意識的にやって遮二無二しがみついていなければならないというようなこともないのだ。

学生の頃何が嫌だったって、1人でいると可哀想な人だなって目で見られること。決まった友人と常に一緒にいなきゃいけない、1人でお弁当食べちゃいけないという同調圧力が、思えばあらゆる苦悶の引き金だった。そんなんだから、学生を終えて、母親になって、公園デビュー、幼稚園デビューを控えた頃、さぞ面倒なんだろうなと恐々としていたのだけれど、蓋を開けてみると案外そんなこともなかったので拍子抜けした。公園でも幼稚園でも、子供がそのときその場で一緒に遊んでる子のお母さんと当たり障りのない会話をして、特に気が合いそうだなと思ったら仲良くする。お母さん同士の付き合いっておおむねそんな感じ。これが大人の距離感かと、ついこの間まで学生の世界にいた私は目からウロコだった。ランチに誘った誘われなかった、まあそんな小さなトラブルもあるところにはあるのかもしれないけれど、大体のことは自分さえ気にしなければそんなに支障はきたさない。終始べったりしている必要もないし、そもそも子供のための社交という前提があるのである面では自制心を働かせやすいのだ。だから、居心地が悪ければ居心地が良い程度の距離を保って付き合えばいい。少なくとも私の住む地域のお母さんコミュニティでは、学生時代に比べたらはるかにその自由があった。

でももしかしたら、必ずしもこうでない、ネットリしたお母さんコミュニティに苦悩している人もいるかもしれない。こういうのは大体、そのときそのコミュニティを構成する人々の意識によっていかようにもなるので、たとえば支配欲の強いお母さんが1人いて、その人の声が大きいと、それを望まない多くの人にも同じ距離を強要されてしまいかねない。一方で、そういうのが嫌な人、コミュニティに帰属することに苦手意識を持ってる人は、そのコミュニティの空気を自分が左右することなど到底出来ないと思いがちだ。。。でもね、案外そうでもないのかもしれないよ。コミュニティとは付かず離れずの距離感を保って、私には何の不安も不満もないです、という涼しい顔をし続けていれば、気が付けばあなたの価値観が周辺ではスタンダードになっている、なんていうことがあり得るかもしれない。何しろみんな考えるのが面倒くさいから、ちょっとくらい不満があっても改善しようとせずに誰かの真似をしているだけだ。そんな中で、不満なさそうに、気楽に人付き合いしてる人が現れたら、ゆるやかにでもきっと後に続く人がでてくる。


長男の友達のお母さんたちとは早いものでもう10年もの付き合いだけど、長い時間一緒に過ごしてきたので、今では家族のように大切な存在。お母さん同士の繋がりから得られるものは沢山あるし、どうせ長く付き合っていくなら、楽しく、面白おかしく、ストレスのないお付き合いをしたいものだ。



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ところでこれは昨日焼いたパン。
カンパーニュ1個分の記事を6等分してミニサイズに。いずれは中にあれを詰めて焼くのだ。