Kindleで読める面白かった漫画と本、映画。
最近読んだ間違いない漫画
舞台は昭和のエリート男子校。主人公の帝一が狂気じみた情熱で生徒会長を目指す物語。絵も物語もギャグ漫画としてほんとによくできてる。
「帝一の國」と同じ作者の方が描かれているシリアスな方の漫画。男子校漫画であまりに男子ばかり描きすぎたので女子高生も描きたかった、的な動機ではと邪推。
ダークナイトライジングの映画評を読む中で、シナリオは「ファウスト」にヒントを得ていると知り。
ちーちゃんはちょっと足りない (少年チャンピオン・コミックス・エクストラ もっと!)
- 作者: 阿部共実
- 出版社/メーカー: 秋田書店
- 発売日: 2014/05/08
- メディア: Kindle版
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「よつばと! 」みたいなほのぼの漫画と思いきや終盤で急に雰囲気変わって不安になる。。
次に紹介している「宇宙を駆けるよだか」と同じで中身が入れ替わる話。なんだけど、「累」の方はもともと醜悪な外見だった主人公が美しい外見を手に入れることから物語が展開し、「宇宙を〜」の方は、美形リア充だった主人公の中身が、醜悪な外見の友人と入れ替わってしまうことから物語が始まる。
ろくろ首の彼女、なんでこんなに可愛いの、と動揺した。
最近読んだ本・これから読む本
ダークツーリズムの雑誌が創刊されると最初に伺ったときにはとても驚いたけれど、実物を拝見して、雑誌という形態が物凄くマッチしているのに驚いた。一般的な旅雑誌って総じて美しい写真に比重が置かれがちだけど、負の歴史を学ぶ旅ダークツーリズムの専門誌はさすがに読み物も充実。これだけで十分に知的好奇心を満たしてくれる。
東京と地方を行き来しながら、ともすれば閉鎖的になりがちな地方に新しい風を吹き込む。そんな仕事をする人たちを「風の人」と呼び、日本各地、8人の風の人を紹介している。私も子育てがひと段落したら、いろんなところを旅して、地方と関わりのある仕事をしたいな、と思っている今日この頃。
キャバ嬢の社会学 北条かやさんの著書。ツイギーに憧れた昭和の女子達の分析を皮切りに、美容整形の歴史を紐解く。巻末の中村うさぎさんとの対談は、内容もさることながら北条さんのうさぎさん愛がにじみ出ていてグッド。
暇女さんのブログが書籍化!おめでとうございます。縦書きの本になると文章に目がいく!!でも暇女さんの縦スクロールでどんどん狂っていく絵も好きなので、2作目はもしよければ日めくりカレンダーとかどうでしょうか。ぜひご検討ください。
話題の小説が収録された文藝春秋。受賞作についてはさておき審査委員の皆さんの講評を読んで背筋が凍った。大人になって小説はあまり読まなくなったし、文芸の世界を全然知らないけど、候補に上がっても受賞しなければ言葉のプロ達にこんなにもボロクソに言われるのかと。。
今やってる仕事で必要だったので、短編小説の構造を勉強しようと大先生の本を。
ネットのエッセイというのは、パンチの効いた言葉を過不足なく数式のように並べているものが特に好まれるように思う。一方小説というのは一度に全部言わないで、最初に少し匂わせてずっと後から言ったりする。とにかく書き方が全然違う。さらに短編であれば、もっと出す情報を絞って、絞った中で空気を伝えたりするわけで、魔法のようだ。
最近観た間違いない映画
アンパンマンとバイキンマンって実は同じ流れ星から生を受けた兄弟だ。
無邪気マウンティングでふくらむ邪悪な感情 | 家入明子 - SOLO
最近こういう記事を書いたこともあって、善と悪、無邪気と邪気といった対立構造に興味しんしん。
ところでこれはちょっと前に焼いたパン。何かって言うとカンパーニュなのだけど、クープも開かず、表面は焦げて、結局失敗してしまった。でもかろうじて味はよかった。いちじくとくるみ。