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ナップサックの暗号とホワイトデー

子育て

先日息子の通う小学校で展覧会が開催された。展覧会では、児童が図工や家庭科で製作した作品が展示される。今回、6年生の息子たちはエプロンやナップサックを出展していた。さすがに12歳なのでみんなうまい。野球が好きな子はフェルトでジャイアンツのマークをつけてみたり、NERVというロゴを刺繍で器用に入れている子も何人かいた。エヴァは現代の子供にも人気の模様。

 
そんな中、息子のナップサックはこれだった。
 
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その場に居合わせた息子の親友の両親と私とは激しく困惑した。一体これはなんだと。親友のお父様にいたっては、これは何かの暗号だ、謎掛けだと、ミステリーを解き明そうとしてくださるのだけど、残念ながらおそらくそういうものではないだろうなと私は内心恐縮した。何故なら息子は良く言えば小さいことを気にしないおおらかさを持っている、悪く言えば極めて大雑把な性格だ。おまけにすごく現実主義で、手作りのナップサックなんて俺どうせ使わないしちょいちょいっとフェルト切ってついでに四角で囲んでおけばまあいいだろうなどという怠惰な発想からこういうものが出来上がったのだろうなと思ったのだ。
 
しかし、結論から言うと私の親としての理解が圧倒的に足りてなかった。息子はもっと思慮深かった。この妙な模様にはちゃんと意味があったのだ。
 
展覧会から帰宅し、下校してきた息子に、あれは何の模様?と尋ねた。息子は当然と言った面持ちで答えた。
 
 
 
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その発想はなかった。
 
 
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ところでこれはそんな息子のために娘とともに焼いたハートのチョコパン。
何しろ今日はホワイトデー。
12年生きてきた息子にとって、今年はようやくやって来た実りの年であった。2月14日に、友チョコとはいえ4つももらってきたのだ。これまで私は毎年、準備万端で息子がチョコをもらってくるのを待ちわびていたのに、残念ながらいつもがっかり肩透かしをくらっていた。だから今回は狂喜乱舞。ホワイトデーは張り切って女の子にお返ししなければと事前に様々な構想を練った。
 
○構想その1
大人の財力でおしゃれ雑貨などのプレゼントをお返しする。
「あの子にチョコあげるとホワイトデーに倍返しあるよ」みたいな女の子の口コミが広まれば来年以降息子は安泰だしなどと親心が暴走しかけたもののそこは息子が自らの力で切り開いていく道であるから冷静に自粛。
 
○構想その2
女の子が好きそうな桜のマカロンをお返しする。
「あの子のママセンスいいね」と息子の友達の女の子の間で私が人気者になればいいなという思いがあり、おしゃれ度の高い桜マカロンを試作。
 
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これを焼くと
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焦げて割れた。
カロンは難しいのでやめた。
 
そして構想その3がこのハートのチョコパンだ。これはかつて一度成功しているしパンは裏切らない。同じくバレンタインに友チョコをもらってきた娘とともに焼き上げた。
 
可愛いラッピングを施し準備万端。さあこれを女の子に渡すんだ!!と息子にけしかけたものの。。どうせ友チョコだからいいんだよ、恥ずかしいし!と言って息子はまさかの断固拒否。全然恥ずかしくないしさらっと渡すくらいのスマートさを持ち合わせてだ方がかっこいいし女の子だって期待してるはずだよ、と説得を試みるも、どうしても多感なティーンの心を動かすことができず、本日のチョコパンは娘の友達へのお返しと、私たち家族の食事となったのだった。
難しいお年頃である。