他人じゃ真似できない謎の「効果音」で信頼を勝ち取った息子

ある夜、息子が熱を出しました。
幸い翌朝には下がっていたのですが、一応すこし様子を見て登校させようと、わたしは学校に遅刻の連絡をいれました。するとその直後、担任の先生から折り返しお電話をいただき、「今朝の6年生を送る会の出し物で、息子さんは本当に重要な役をされるんです!息子さん以外に、代えの効かない重要な役なんです!熱が下がっているのなら、こちらでも十分気をつけて様子を見ますので何とか登校させてもらえませんか。。!」と懇願されまして。
この担任の先生は、熱意と愛のあるたいへん素晴らしい先生で、この先生にこうまで言われるのは本当に誇らしいことだよ、そしてそんな大役を任されているのならきちんと役割を果たすべきだ!そうやって、責任を果たすことで信頼に繋がるんだよ!と息子に話すと、うんうん、わかった、と本人も納得。

ところでなんの出し物をやるの?と息子に尋ねたところ「あたりまえ体操」と。
わたし「へぇ、今はやってるやつだよね!セリフを言うの?」
息子「セリフも言うけど、効果音も言う。」
わたし「。。効果音?。。言う?」
息子「うん。チャッ、チャッ、チャー」
わたし「。。へえ。。」


数日後、息子のクラスメートに会ったので、うちの息子は一体どんな役をやったの?と尋ねると、やはりその子も
「効果音。」と。
さらに、「あれは他の人じゃ真似できない。」と。

効果音。

一体、息子は学校でどんな効果音を出しているのか。

謎に包まれた「あたりまえ体操」効果音のお披露目がこれから学校で行われるというので、真相に迫るべく、わたしは行ってまいります。