西原理恵子さんの「ダーリンは70歳」が最高だった※追記あり

今日はやたら人にぶつかるのでなんでかなーと考えてみたら朝から号泣して頭がぼーっとしているからなのであった。

 
何に泣かされたかというと、これ。
 

 

 

 

ダーリンは70歳 (コミックス単行本)

ダーリンは70歳 (コミックス単行本)

 

 

 

 

漫画家の西原理恵子さんが、恋人であり美容整形外科医の、高須克弥さんとの恋愛を描いたエッセイ漫画。
 
以前からツイッターでお二人をフォローしていたのだけど、連日双方からラブラブなツイートが流れてくるので最高だと感じていた。特に、ふくれた顔、怒った顔、悪そうな顔をした西原理恵子さんの写真を嬉しそうにアップする高須克弥さんのツイートからは、もう、可愛くてたまらないのだなぁと、見ている他人まで幸せいっぱい、胸いっぱいになるほどで、最高の最高なのだ。
そんなお2人の日常が描かれたこの本も、やっぱり最高だった。文章を書いてお金をもらってるのに良さを表現する言葉がさっきから一つしかない私が残念だけど仕方ない。高須克弥さんは西原理恵子さんが怒った時、「僕は君の笑顔が好きなんだから、笑ってくれない?」と言うそうだ。最初は「気持ち悪い!」と拒否した手つなぎを受け入れた理由は、もう70歳でこれからそんなに長くは生きられないから、今のうちにたくさん手を繋いでおこうと思ったからだそうだ。西原理恵子さんに美容整形のプレゼントをしない理由は「人は人の欠損に惹かれる、その人の欠損を、自分だけが埋めてあげられると思うから恋する」からなのだそうだ。ここだけ言うとあたかも高須氏だけが王子様みたいだけど、やはり能力が高い方が故に難しいところや繊細なところをお持ちで、西原理恵子さんはそれを体当たりの愛で勇敢に突破されてきたのだなと感じさせられる。
 
決してぬるくない人生を歩んでこられたお2人の純粋で大きな愛、ひとえに最高だった。
誰かと共に生きるというのは素晴らしいことだ。
 
<2/3 19:00追記>

 
なんとこの記事が西原先生に届いて直々にレスをいただいてしまった。。!!

 

https://www.instagram.com/p/BAI_zhch-0Q/

パンを焼いてる場合じゃない!!

 

2015年、おもにヘルスケアの面で買ってよかったもの。

あけましておめでとうございます。

2015年に買ってよかったものを私も振り返ります。

 

 1番は圧倒的にこれだ!

サボン SABON ボディスクラブ デリケートジャスミン 600g

サボン SABON ボディスクラブ デリケートジャスミン 600g

 

 

文章を「〜だ」「〜である」調で量産していると、自分が女であるという意識が薄くなってきて、それはそれで生きる上ではとても楽なんだけど、行き過ぎるとそのうち女子の恋話とかを聞いてもこそばゆくなってきたり、ヒゲが生えてきたりするのです。そこで、私も女だったということを自分に思い出させることを意識して買ったのが上記2点。死海の塩を使ったボディスクラブと、同じメーカーのボディクリーム。結構なお値段するので悩んだものの、結果として買って大正解でした。

毎年冬場は肌の乾燥がひどくて、クリームを塗っても足が白く粉吹いたりしていたんだけど、2日に1回ボディスクラブを使って角質を取って、お風呂上りにクリームを塗る、ということを続けていたら、今季は見事に乾燥知らずになりました。足の指の先までカサつかなくて、肌質が変わった感じ。柔らかい肌になったせいか、去年まで刺されなかったところを虫に刺されるようになりました。女友達へのプレゼントにも最適です。

 

 やっと出会えたこちらも。

前回の記事で紹介したこちらも忘れてはいけません。 マッサージ屋さんで「お尻揉んでください」と言えない恥ずかしがりなあなたに。おしり・骨盤に圧をかけてくれる機械です。硬い半球状のプラスチックも付属品としてついていて、特にコリが強いところに当てると良い感じでグイグイやってくれます。

 

座り仕事の強い味方をもうひとつ。

振り返ってみると2015年は本当にコリとの戦いでした。

このクッション型のマッサージ機もかなり良くて、首や肩や背中や足などいろいろなところに使えます。たまたま我が家のソファとほぼ同じ生地なので、ソファに置いていても邪魔にならないところもグッド。ただし、通常のクッションとして使うには若干硬いです。

 

修行のようなベッドタイムとさようならした。 

なかぎし【水洗いOK】 敷き毛布 140×80cm NA-023S

なかぎし【水洗いOK】 敷き毛布 140×80cm NA-023S

 

 冬の初めに買った電気毛布なんかは、もっと早く買っておけばよかったと後悔しました。私の部屋は北側にあり、ベッドは窓辺に置いているので、毎年冬場は氷のような布団で寝ていました。電気毛布のおかげで暖かいベッドに入ることができ、ようやく苦行を脱することができました。

 

ホームオフィスにあると便利。 

 ヘルスケアとは別カテゴリにはなりますがこれも買ってよかった。ケーブルとか印鑑とか請求書とかボールペンとか、仕事道具や書類を入れて、必要なときには近くに寄せて、不要なときには部屋の隅においやっています。

 

2015年は自宅で仕事をする時間が増えたので、快適にお籠りできる環境構築に努めました。ちなみに次に狙っているのはこれです。

 

 

 

 

https://www.instagram.com/p/BABk7GVB-8c/

ところでこれは今日焼いたパンです。全粒粉、イチジク、くるみ、チョコチップなどが入っています。しかし焼成の時間を間違えて裏は黒焦げに。まあそんなこともある。

 

 

下半身の血行不良を解決してくれるグイグイくるやつに、やっと会えたね

座ってPCに向かう仕事が増えて以来、マッサージ屋さんに行く回数も増えてしまいました。

私の行きつけは、近所の、韓国人のお兄ちゃんたちが数名でやっているマッサージ屋さん。技術かパワーかといえば圧倒的にパワーの店です。何がいいって、お兄ちゃんたちの日本語があまりに片言で、ポイントカードの使い方を一生懸命説明してくれても全然何て言ってるかわからないところがいい。キュン、と胸が締め付けられます。可愛い。ただ可愛すぎるので、私に未だ女としての恥じらいがあり、率直に要求を口に出せないところがあります。

実は私が伝えたいことはただ一つ

おしりを重点的にお願いします」です。

 

ずっと座ってるとおしりのあたりの血流がすごく悪くなってくるし、お酒を飲んでもやっぱりジンジンと浮腫んで痛くなる。取り入れた悪いものが全ておしりでせき止められて、そこから下に流れて行っていないのではというような懸念がありました。

だけどおしりを重点的に揉んでください、なんて言うと痴女に思われるかもしれない。だから言えなかったんです。

……そんなとき、私、やっと出会えました、これに。

 

 

これ、本当に最高です。 初めて使ったとき、やっと会えたねって、つい口をついて出た。私のミポリン

おしりや太ももに巻くと、血圧を測るときのようにぎゅっと空気の圧力をかけてくれて、マッサージ屋のお兄ちゃんに頼めない、あんなこと、こんなことをじっくりやってくれます(とはいえ残念ながらアダルトグッズではありません)。

終わったあとはポカポカするし、すごく効いている実感があります。ただ巻きつけるだけなので、工夫したらふくらはぎにも使えるし、何より座りながら使えるのでPCで作業しながら使えます。

血行の悪さからくる冷えに悩んでる人にも効くんじゃないかと思います。浮腫み、冷え、血行不良などでお悩みの女性の皆さんに猛烈にオススメです。

 

https://www.instagram.com/p/9j0kS5h-6K/

ところでこちらかぼちゃのプリンです。レンジでスチームしたかぼちゃを、材料と一緒にミキサーでつぶしてオーブンで蒸し焼きにするだけ。このときは、小笠原の固有種から取れる貴重な蜂蜜を入れました。黒糖のような味がします。簡単で美味しい。

 

羽田から片道45分で大自然、海だけじゃない八丈島に行ってきた。<1日目> #tokyo島旅山旅 #PR

幼少期を一時期、長崎の上五島という島で過ごしました。

三つ子の魂百までといいますが、30を過ぎて突如、島旅に目覚めました。数年前、初めての一人旅で訪れた直島、小豆島を皮切りに、屋久島、軍艦島小笠原諸島父島、南島などを転々とし、先月は子どもを連れて再び、瀬戸内海の島を巡りました。二度目の直島、小豆島に加え、一度目には訪れなかった豊島、犬島にも足を運びました。

日本の物流は優秀だし、離島だからって別に、本土と大きく生活が異なるわけでもないのですが、それでもやはり、よそものとして立ち入ってみると、周りを海に囲まれた独特の環境の中で、長い時間かけて醸成された、人や自然の独特の空気を感じます。特に母1人、子ども2人でそういう場所を訪れると、いつもないものとしていた心細さ、寂しさの蓋が急に外れる瞬間があって、弱さが自然とあらわになってしまうんだけど、同時に海とか、山とか、都会の日常にない、ただとにかく大きなものが、それをさらりと受け止めて、再び包み直してくれるような気にもなるのです。

 

さて、前置きが長くなりました。そんな私にこのたび、東京都観光PR事業の一環として、八丈島を訪れ、レポートするというありがたい企画をいただきました。八丈島って言ったら島流しで有名なとこです。福岡の田舎町出身にもかかわらず、最近したり顔で東京風吹かしている私、ここらでいっちょ流されとくかってことで、行って参りました、八丈島。本記事は、その2泊3日の八丈島の旅の記録であります。

 

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羽田から45分、温泉街に行くより近い八丈島

船に25時間揺られて訪れた小笠原・父島が東京都だと知っている私は、八丈島が東京都だと言われたところで全く驚きません。むしろ驚愕したのはその近さです。

1ツイート目は羽田の搭乗ゲートをくぐる前。到着ツイートは、八丈島空港で預けた手荷物を受け取ってゲートを出た後です。羽田⇄八丈島のフライトは、何と片道45分、めちゃくちゃ近い!機内では、乗務員さんがドリンクを全員にサーブする時間もないので希望者にのみ配られます。PC持ち込んで、仕事する準備万端で乗ったのに全日空のあの素晴らしい機内誌「翼の王国」を読んでいる間に到着です。早い!

 

https://www.instagram.com/p/-0OTPth-4p/

 

あったほうがいいということだったのでレンタカーを借りました。空港前の道路にはヤシの木が植えられていて南国ムード。実際、大して移動してないのに、都心に比べて暖かく、八丈島の平均気温は18度。いつも春の気候だとか。

 

島一のおしゃれカフェ「空間舎」

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さて、この日最初に訪れたのは、島一番のおしゃれカフェ「空間舎」。

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お店に行くまでにはこんな道を通ります。当然のように地図上に道もなく、また島内にはSoftBankの電波が届かないところも少なくないので、Googleマップが頻繁に誤った道を教えてきます。そんなわけで度々迷いながら、最終的には直感を信じ、そしてたどり着きました。よかったです。

 

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非常におしゃれな入り口部分。

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内装も洗練されていて、気持ちの良さそうなテラス席もありました。

ただちょっとした誤算で、我々お昼ご飯を食べたかったのですが、こちらのメニューはドリンクとスイーツのみ。ということで、デザートをいただきます。

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コーラフロートと、空間舎さんの人気メニュー、明日葉チーズケーキ。この明日葉(あしたば)という食べ物が八丈島の名産だそうで、滞在中いろんなとこで目にしました。明日葉チーズケーキは、えぐみのない爽やかな葉っぱの香りがして、非常に美味しかったです。

 

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このお店には手作り雑貨屋さんも併設されていましたよ。

 

溶岩と夕日の南原千畳敷

店を出て、しばらく車を走らせていると思いがけず絶景に遭遇。

 

https://www.instagram.com/p/-0PpgCB-6o/

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南原千畳敷という海岸で、黒くてゴツゴツした岩は、島内の山、八丈富士が噴火した際に流れ出た溶岩だそう。駐車場もあるので、車をとめてゆっくりできます。

 

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振り返ると、後方には溶岩を噴出させた張本人、八丈富士。悠悠とそびえています。

 

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パノラマで。海が広い分、空も広い。夕日を眺めるには絶好のスポットです。

 

大坂展望台、きらめきの湯

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南原千畳敷を後にし、島内一周道路をもう少し進みます。

 

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そしてたどり着いたのがここ、大坂トンネル展望台。高所恐怖症なので真下は見れないけど、にも関わらずこういう巨大な人工物たまりません。

 

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ここでは、山の中腹から海を臨むことができます。決して派手さはないけれど、荘厳な日本の海、良いです。さらに、手前に視線を向けると、

 

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山肌から森がこぼれおちて、道路を侵食しているかのよう。こんな力強い自然が、羽田から45分の場所にあったとは、驚きです。

 

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日が暮れてきたのでさらに車を走らせ、「足湯きらめき」へ。ここは夜もやってる、海を臨む足湯です。なんと無料。……ただし「大坂トンネル」から「足湯きらめき」までの道でも、やはりスマホの電波状況が一時悪くなる場所があり、島内一周道路を曲がる看板が暗闇だと非常に分かりづらいので、この日、何度目かわからないけれど、迷いました。勘を働かせても今回はどうしてもたどり着けず。途中で巡り合った郵便配達中のおじさんに道を尋ねると、「これからそっちの方に配達に行くからついてきてください」と、なんとバイクで15分ほど先導してくれました。優しい。

 

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足湯きらめき、晴れていれば足湯に浸かりながら美しい星が見えるそうですが、あいにくこの日は曇り。途中から小雨までぱらついてきて、残念ながら星は見えませんでした。八丈島は亜熱帯なので、雨が多いようです。
 

新鮮な地魚の晩御飯

 
道に迷ったり何なりで、この辺で午後7時を過ぎおり、お昼を食べ損なった我々はもうお腹ペコペコ。ということで早速夕飯です。初日はこちらでいただきました。
 
 
住宅街の中にあって、外観はごく普通の民家といった趣ですが、店内は地元の人、旅の人、私たち以外にも数組のお客さんで賑わっていました。
 
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まずはお約束、地魚のお刺身を注文。一切の臭みがなくて、島の魚、間違いないです。薬味にはわさびと、お好みで島唐辛子を使います。といってもこれを齧ると超辛いそうなので、お醤油の中で潰して、辛味を出すのです。本土では馴染みのない食べ方だけどこれはこれで合います。
 
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お刺身も頼んだけどこちらも捨てがたく、アオゼの和風カルパッチョです。上に乗ってるネギのサラダが絶妙で、子供と取り合いになりました。

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こちらは真鯛の天婦羅、和風餡掛け。揚げたての天婦羅があつあつ、ふわっふわで一同昇天。さらにこちらのお店、素材の良さにとどまらず出汁がすごく良い味してます。

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出ました、明日葉。明日葉の天婦羅は塩、またはお出汁でいただきます。個人的には、風味が生きるので塩が良いと思いました。抹茶塩っぽい味になります。 

 

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全然名産じゃないのに、どうしても名前に惹かれて頼んだ「ぐるぐるトルネードウィンナー」。かっこいい。

 

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そして締めは海鮮ゴマだれ茶漬け。

お店のチョイスが無限にある都内で美味しいものを食べていると、様々な島にいっても、なんだかんだいって料理は東京が一番、ということになりがちですが、ここは別格で、最後まで全部美味しかったです。 車なのでノンアルコールでホテルに。

 

 

https://www.instagram.com/p/-0QgW8B-7t/

 今回の宿はこちらです。リードパークリゾート八丈島。

なぜいきなり内装写真なのかというと、外装工事中だったんです…。たどり着いた時、入り口周辺には工事の人しかおらず、建物外装には思いっきり足場が組まれており、果たして営業しているのかそこはかとなく不安に。ところが、中に入ってみると、今年の夏にフルリフォーム済みということで、写真のように十分綺麗でした。DVDや本も貸し出しているので家族向けにもぴったりです。

 

f:id:akikomainichi:20151203135500j:image オーシャン+足場ビューの、部屋の窓からの景色。

 

ということで。八丈島初日はこのようにして終了。二日目に続きます。

 

https://www.instagram.com/p/9oQKXCh-wI/

……がその前に、先日焼いたパンの紹介を。

夜中にふと思い立ってちぎりパンを作ったら、焼いている途中で寝てしまい焦げちぎりパン。

 

 

【ハイパーリンクチャレンジ2015】今年、最も印象的だった記事を選びました。紫原明子 #HyperlinkChallenge2015 #孫まで届け

ブロガーフェスティバルで一緒に登壇させていただいた「隠居系男子」鳥井弘文さんらが、面白いプロジェクトを始められました。その名もハイパーリンクチャレンジ2015」。関係者がそれをめざし切磋琢磨できるような、Webコンテンツのアワードだそうです。以下、詳細です。

 

【開催趣旨】

SEOでは計れない、価値がある。」
「ウェブだって、すごいんだぞ!」
「ウェブメディアだって、むくわれたい。」

現状ではウェブメディアに対するアワードがない。しかし、作り手は日々葛藤しながら多くのコンテンツを作り出している。それらが時代の流れに乗って刹那的に消費されるだけではなく、その年ごとの記録を残すことで、資料的価値を持たせる(映画の「日本アカデミー賞」、ユーキャンの「流行語大賞」、書店員が決める「本屋大賞」をあわせもったイメージ)。

アワード形式にすることで、担当編集者・ライターを表彰することも目標のひとつ。

【概要】

・その年(前年12月〜本年11月)までに公開されたウェブコンテンツから印象に残った記事を2本だけピックアップする。1本は自らが執筆・制作に関わった記事、もう1本は他媒体で公開された記事とする。

・参加者はそれぞれの記事を選んだ理由を、ブログやSNS等にまとめて発表する。選考した理由もあることが望ましい。また、次にチャレンジを受けてもらいたい人物、印象に残った記事を聞いてみたい人物も2人〜3人程度指名する。

・記事制作後、次のハッシュタグを付けてTwitterにて報告ポストを投稿する → #HyperlinkChallenge2015 #孫まで届け

・なお、「孫まで届け」には、いずれ日本のソーシャルヒーロー孫正義さんまで参加してくれたら嬉しい、孫の代まで読まれていきたい、参加していただいた方に“ソン”はさせない、という気持ちが込められている。

・投票は、12月20日を持って集計〆切とする。

評議会

本年は(言い出しっぺの)下記4名により評議会を開催。有効得票数による部門別アワード(※予定)と、印象に残ったコメントをピックアップして(何らかの形で)報告する。

・藤村能光
・長谷川賢人
佐藤慶
・鳥井弘文

 

【ハイパーリンクチャレンジ2015】僕にとって今年1番おもしろかった記事。 #HyperlinkChallenge2015 #孫まで届け | 隠居系男子

 

これとても良い企画ですね。鳥井さんからバトンをいただいたので、私もちょっと考えてみます。

 

折しも私にとって今年は、ウェブメディアで連載を持つようになったり、ニュースアプリSmartNewsの運営を部分的にお手伝いするようになったり、それまではプライベートを彩ってくれるものだったウェブコンテンツが、ついに自分の仕事に直結した年でした。

 

新しいウェブメディアが日々、誕生し続けている一方で、エッセイ・コラムの書き手は全然足りていないようで、cakesとSOLOでの連載を皮切りに、私のような者にもたくさんの寄稿・連載のご依頼をいただきました。大変ありがたいことでしたが、私は、血の通ったコラムやエッセイって本人の経験や、本人が疑似体験した身近な人の経験から生まれてくるもので、決して量産はできないんだろうと思います。仮にできたとしたら、それは書き手として生き急いでいる、限られた燃料を燃やしすぎてると思うのです。

何をやっても80点くらいは取れる、器用貧乏で、無趣味で、飽きっぽい私が、今年1年どっぷりライティングと向き合って、まだ全然嫌になっていないどころか、もっと探求したいと思っており、そういうものをせっかく仕事にできたんだから、大切にしたい、無理に量産せず、書き手として長生きするために、質を高めていきたいと今は考えています。ネックとなるのは収入でして、数を書かねば原稿料は入ってこないわけですが、そこは二足のわらじ方式で頑張っていこうと思います。

とはいえ、現在のウェブコンテンツって、やっぱり味付けが濃くて中毒性のある、ジャンクなものが拡散しやすいというのは否定できない事実でもあります。時間をかけて質にこだわることに何の意味があるんだと考える人も、少なくないかもしれません。

で、こういった背景もふまえて、私が今回、ハイパーリンクチャレンジに選出した、2015年最も印象に残ったコンテンツは、こちらです。

 

死者と生きる未来(高橋源一郎)|ポリタス 戦後70年――私からあなたへ、これからの日本へ

 

企画やデザイン、文章、画像など、ウェブコンテンツを構成する要素は非常に多面的でです。どこを重視するかというのは人それぞれですが、私は、とにかく文章が圧倒的な力強さを持っているという理由で、こちらの記事を選びました。見慣れたウェブの一コンテンツとして並べられても、長年鍛錬されてきたプロ中のプロの方の書くものって、こんなに強いんだな、質の良いものって一目瞭然なんだなと、改めて実感しました。今のウェブの潮流がどうであれ、誠実に創ることに向き合って、質を高めていこうとすることは決して無駄ではないのだと、希望も感じました。

 

ちなみに、私が二足のわらじのもう片方として関わっているスマートニュースでは、定期的にSmartNews Contents Creators Meetupというイベントを定期開催しています。このイベントは毎回、コンテンツを創る人たちに、何かしら有益な時間をご提供することを目的としています。 先日開催した第3回には、ウェブメディア、漫画の編集者さんと、テレビ番組、ラジオ番組のディレクターさんをゲストに迎え、 クリエイターと編集者の関わり方についてお話していただきました。イベントレポートはこれからですが、ひとまずそのときのツイートまとめがこちらです。

togetter.com

良い作品を創るために必要なクリエイターの姿勢や能力について、編集者のみなさんがかなり本質的なお話をしてくださいました。いろいろなところで言われているように、釣りタイトルなど、小手先のバズらせテクニックって最近あまり通用しなくなってきました。今後、SmartNewsのようなアプリがさらに情報流通の精度を高め、良質な情報を必要な人にきちんと届けられることで、創り手は、今よりもっと誠実に作品に向き合えるようになるはずで、だからこそCreators Meetupは今後も、クリエイターが良質なコンテンツを創っていくためのアプローチを真摯に考えるための場にしていきたいと思っています。

 

・・と、少し話がそれましたが、このハイパーリンクチャレンジではもう一つ、自分の関わった企画もピックアップしなければなりません。ということで、非常に難しかったのですが、悩んだ末にこちらにしました。

 

sololife.jp

SOLOという、おひとりさま女性に向けた新しいメディアがスタートするタイミングで、奇しくも私がソロ活動を始めることを公に宣言した寄稿記事でした。極めて私的な話にも関わらず、たくさんの人に読んでいただき、その節はみなさま、寛大なご慈悲をありがとうございました。これを書いたことで、私がこれからやるべきこと、示していくべき方向性が自分の中でもかなり明確になったように思うので、今回はこちらを選びました。

 

さて最後に、私からのバトンを受け取って欲しい人は、次のお三方です。

 

記者・宮本真希さん

デザイナー・小田雄太さん

ディレクター・徳谷柿次郎くん

 

宮本さんは有名な某ネットニュースの記者さんで、小田雄太さんは最近、「デザインの魂の行方」という面白い企画を立ち上げている人、徳谷柿次郎くんはバーグハンバーグバーグの敏腕ディレクターです。私とは全然違う切り口で記事を選んでくれそうなお三方を指名してみました。お忙しいお三人なので難しいとは思いますが、よろしければぜひ考えてみてください。

 

 

 

https://instagram.com/p/9yafcCh-3e/

ところで、これは先日焼いたカンパーニュです。久々に焼いたら何だか切り株のように平たくなりました。 最近は月に2、3度しかパンを焼けないので、なかなかブログが書けません。 

 

 

 

表現活動は発信者と受け手とのエネルギーの受け渡し

 

文章を書けば書くほどライブの魅力を感じて、文章表現におけるライブってないものかといつも考えてる。というのも、ライブであれば発信者と受け手のエネルギーの受け渡しがリアルタイムで行われるからだ。エネルギーにも波長があって、わざわざ受け手に足を運ばせるライブであれば、好みや属性がほぼ似通った人たちが集まるし、現場の空気を読みながらエネルギーのチューニングができるという理由で、発信者と受け手にとって最大公約数のエネルギーの受け渡しができるのだ!(チューニングがうまくいかないと不完全燃焼のライブになるけど)

一方文章やレコーディングされた音楽、絵画や写真、録画放送の映画やドラマでも同じように、発信者は受け手にエネルギーを発信し、受け手からエネルギーのフィードバックを得るけど、発信する段階で受け手は目の前にいないので、このへんかな、これくらいの強さかなって感じで、手探りかつ余分にエネルギーを放出しきゃない。これはこれで大変だ。受け手も留守番電話を聞くようにそのメッセージを読むんだけど、そのときの自分のエネルギーの具合に合えば好きになってくれるし、合わなければ忘却する。ライブより非協力的だ。(※ちょっとスピリチュアルだけど宗教じゃないです)タイムラグがあるからこそ残るし、そこに価値や面白みがあるのもまた事実とはいえ……。

学者のように学術的な根拠を示して持論を展開するような文章を書かない私のような者は、結局、誰かに真実を伝えるとか、誰かを救うとか横柄なことを目的に据えず、インパクトのある読書体験を届けるために、真摯に芸として鍛錬していかねばならないのだろうと思う。もちろんphaさんが私と違うのは重々承知しており、脱力系とはいえphaさんは秀才で勉強家。とてもためになる本を書いていらっしゃる。しかしながら、同時にあの読みやすさ、あの展開だ。サービス精神も多大にお持ちの方であろうと思われる。そしてサービス精神って受け手が受信しやすいように発信者がエネルギーをチューニングすることだと思うので、放出疲れなんじゃないかな、なんて思って、こんなことを書いてみたけど改めて思えば全く余計なお世話ですみません。。

 

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<おしらせ>

恋愛コラムニストのファーレンハイトさん、隠居系男子の鳥井弘文さんと、ブログに文章を書くこと、メディアで文章を書くことについて、上記イベントでお話させていただくことになりました。思えばこのイベントで去年、narumi blogのnarumiさんが、私のブログのスタイルに「文末パンメソッド」と名前をつけてくださったような気がします。

またメインのセッションでは私の上司、茂樹松浦も登壇し、PR記事とかステマ記事とかについてお話するようですので、よろしければぜひお越しください。

 

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ところでこれは先日行われたイベントのために焼いた塩バターパン。

SmartNewsのSをかたどっていまSSSS!