羽田から片道45分で大自然、海だけじゃない八丈島に行ってきた。<1日目> #tokyo島旅山旅 #PR
幼少期を一時期、長崎の上五島という島で過ごしました。
三つ子の魂百までといいますが、30を過ぎて突如、島旅に目覚めました。数年前、初めての一人旅で訪れた直島、小豆島を皮切りに、屋久島、軍艦島、小笠原諸島父島、南島などを転々とし、先月は子どもを連れて再び、瀬戸内海の島を巡りました。二度目の直島、小豆島に加え、一度目には訪れなかった豊島、犬島にも足を運びました。
日本の物流は優秀だし、離島だからって別に、本土と大きく生活が異なるわけでもないのですが、それでもやはり、よそものとして立ち入ってみると、周りを海に囲まれた独特の環境の中で、長い時間かけて醸成された、人や自然の独特の空気を感じます。特に母1人、子ども2人でそういう場所を訪れると、いつもないものとしていた心細さ、寂しさの蓋が急に外れる瞬間があって、弱さが自然とあらわになってしまうんだけど、同時に海とか、山とか、都会の日常にない、ただとにかく大きなものが、それをさらりと受け止めて、再び包み直してくれるような気にもなるのです。
さて、前置きが長くなりました。そんな私にこのたび、東京都観光PR事業の一環として、八丈島を訪れ、レポートするというありがたい企画をいただきました。八丈島って言ったら島流しで有名なとこです。福岡の田舎町出身にもかかわらず、最近したり顔で東京風吹かしている私、ここらでいっちょ流されとくかってことで、行って参りました、八丈島。本記事は、その2泊3日の八丈島の旅の記録であります。
羽田から45分、温泉街に行くより近い八丈島
船に25時間揺られて訪れた小笠原・父島が東京都だと知っている私は、八丈島が東京都だと言われたところで全く驚きません。むしろ驚愕したのはその近さです。
東京都の観光PR事業でこれより八丈島に行ってきます!!! #tokyo島旅山旅 pic.twitter.com/9HmN2Wc5jJ
— 紫原(家入)明子 (@akitect) 2015, 11月 21
今飛行機に乗った。昨日までバタバタでノープランだったので飛行機の中でプラン練らねば。 #tokyo島旅山旅
— 紫原(家入)明子 (@akitect) 2015, 11月 21
早い!!八丈島なう。 #tokyo島旅山旅 pic.twitter.com/9kCiNnm3B8
— 紫原(家入)明子 (@akitect) 2015, 11月 21
1ツイート目は羽田の搭乗ゲートをくぐる前。到着ツイートは、八丈島空港で預けた手荷物を受け取ってゲートを出た後です。羽田⇄八丈島のフライトは、何と片道45分、めちゃくちゃ近い!機内では、乗務員さんがドリンクを全員にサーブする時間もないので希望者にのみ配られます。PC持ち込んで、仕事する準備万端で乗ったのに全日空のあの素晴らしい機内誌「翼の王国」を読んでいる間に到着です。早い!
あったほうがいいということだったのでレンタカーを借りました。空港前の道路にはヤシの木が植えられていて南国ムード。実際、大して移動してないのに、都心に比べて暖かく、八丈島の平均気温は18度。いつも春の気候だとか。
島一のおしゃれカフェ「空間舎」
さて、この日最初に訪れたのは、島一番のおしゃれカフェ「空間舎」。
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お店に行くまでにはこんな道を通ります。当然のように地図上に道もなく、また島内にはSoftBankの電波が届かないところも少なくないので、Googleマップが頻繁に誤った道を教えてきます。そんなわけで度々迷いながら、最終的には直感を信じ、そしてたどり着きました。よかったです。
非常におしゃれな入り口部分。
内装も洗練されていて、気持ちの良さそうなテラス席もありました。
ただちょっとした誤算で、我々お昼ご飯を食べたかったのですが、こちらのメニューはドリンクとスイーツのみ。ということで、デザートをいただきます。
コーラフロートと、空間舎さんの人気メニュー、明日葉チーズケーキ。この明日葉(あしたば)という食べ物が八丈島の名産だそうで、滞在中いろんなとこで目にしました。明日葉チーズケーキは、えぐみのない爽やかな葉っぱの香りがして、非常に美味しかったです。
このお店には手作り雑貨屋さんも併設されていましたよ。
溶岩と夕日の南原千畳敷
店を出て、しばらく車を走らせていると思いがけず絶景に遭遇。
南原千畳敷という海岸で、黒くてゴツゴツした岩は、島内の山、八丈富士が噴火した際に流れ出た溶岩だそう。駐車場もあるので、車をとめてゆっくりできます。
振り返ると、後方には溶岩を噴出させた張本人、八丈富士。悠悠とそびえています。
パノラマで。海が広い分、空も広い。夕日を眺めるには絶好のスポットです。
大坂展望台、きらめきの湯
南原千畳敷を後にし、島内一周道路をもう少し進みます。
そしてたどり着いたのがここ、大坂トンネル展望台。高所恐怖症なので真下は見れないけど、にも関わらずこういう巨大な人工物たまりません。
ここでは、山の中腹から海を臨むことができます。決して派手さはないけれど、荘厳な日本の海、良いです。さらに、手前に視線を向けると、
山肌から森がこぼれおちて、道路を侵食しているかのよう。こんな力強い自然が、羽田から45分の場所にあったとは、驚きです。
日が暮れてきたのでさらに車を走らせ、「足湯きらめき」へ。ここは夜もやってる、海を臨む足湯です。なんと無料。……ただし「大坂トンネル」から「足湯きらめき」までの道でも、やはりスマホの電波状況が一時悪くなる場所があり、島内一周道路を曲がる看板が暗闇だと非常に分かりづらいので、この日、何度目かわからないけれど、迷いました。勘を働かせても今回はどうしてもたどり着けず。途中で巡り合った郵便配達中のおじさんに道を尋ねると、「これからそっちの方に配達に行くからついてきてください」と、なんとバイクで15分ほど先導してくれました。優しい。
新鮮な地魚の晩御飯
こちらは真鯛の天婦羅、和風餡掛け。揚げたての天婦羅があつあつ、ふわっふわで一同昇天。さらにこちらのお店、素材の良さにとどまらず出汁がすごく良い味してます。
出ました、明日葉。明日葉の天婦羅は塩、またはお出汁でいただきます。個人的には、風味が生きるので塩が良いと思いました。抹茶塩っぽい味になります。
全然名産じゃないのに、どうしても名前に惹かれて頼んだ「ぐるぐるトルネードウィンナー」。かっこいい。
そして締めは海鮮ゴマだれ茶漬け。
お店のチョイスが無限にある都内で美味しいものを食べていると、様々な島にいっても、なんだかんだいって料理は東京が一番、ということになりがちですが、ここは別格で、最後まで全部美味しかったです。 車なのでノンアルコールでホテルに。
今回の宿はこちらです。リードパークリゾート八丈島。
なぜいきなり内装写真なのかというと、外装工事中だったんです…。たどり着いた時、入り口周辺には工事の人しかおらず、建物外装には思いっきり足場が組まれており、果たして営業しているのかそこはかとなく不安に。ところが、中に入ってみると、今年の夏にフルリフォーム済みということで、写真のように十分綺麗でした。DVDや本も貸し出しているので家族向けにもぴったりです。
オーシャン+足場ビューの、部屋の窓からの景色。
ということで。八丈島初日はこのようにして終了。二日目に続きます。
……がその前に、先日焼いたパンの紹介を。
夜中にふと思い立ってちぎりパンを作ったら、焼いている途中で寝てしまい焦げちぎりパン。
【ハイパーリンクチャレンジ2015】今年、最も印象的だった記事を選びました。紫原明子 #HyperlinkChallenge2015 #孫まで届け
ブロガーフェスティバルで一緒に登壇させていただいた「隠居系男子」鳥井弘文さんらが、面白いプロジェクトを始められました。その名も「ハイパーリンクチャレンジ2015」。関係者がそれをめざし切磋琢磨できるような、Webコンテンツのアワードだそうです。以下、詳細です。
【開催趣旨】
「SEOでは計れない、価値がある。」
「ウェブだって、すごいんだぞ!」
「ウェブメディアだって、むくわれたい。」現状ではウェブメディアに対するアワードがない。しかし、作り手は日々葛藤しながら多くのコンテンツを作り出している。それらが時代の流れに乗って刹那的に消費されるだけではなく、その年ごとの記録を残すことで、資料的価値を持たせる(映画の「日本アカデミー賞」、ユーキャンの「流行語大賞」、書店員が決める「本屋大賞」をあわせもったイメージ)。
アワード形式にすることで、担当編集者・ライターを表彰することも目標のひとつ。
【概要】
・その年(前年12月〜本年11月)までに公開されたウェブコンテンツから印象に残った記事を2本だけピックアップする。1本は自らが執筆・制作に関わった記事、もう1本は他媒体で公開された記事とする。
・参加者はそれぞれの記事を選んだ理由を、ブログやSNS等にまとめて発表する。選考した理由もあることが望ましい。また、次にチャレンジを受けてもらいたい人物、印象に残った記事を聞いてみたい人物も2人〜3人程度指名する。
・記事制作後、次のハッシュタグを付けてTwitterにて報告ポストを投稿する → #HyperlinkChallenge2015 #孫まで届け
・なお、「孫まで届け」には、いずれ日本のソーシャルヒーロー孫正義さんまで参加してくれたら嬉しい、孫の代まで読まれていきたい、参加していただいた方に“ソン”はさせない、という気持ちが込められている。
・投票は、12月20日を持って集計〆切とする。
【評議会】
本年は(言い出しっぺの)下記4名により評議会を開催。有効得票数による部門別アワード(※予定)と、印象に残ったコメントをピックアップして(何らかの形で)報告する。
・藤村能光
・長谷川賢人
・佐藤慶一
・鳥井弘文
【ハイパーリンクチャレンジ2015】僕にとって今年1番おもしろかった記事。 #HyperlinkChallenge2015 #孫まで届け | 隠居系男子
これとても良い企画ですね。鳥井さんからバトンをいただいたので、私もちょっと考えてみます。
折しも私にとって今年は、ウェブメディアで連載を持つようになったり、ニュースアプリSmartNewsの運営を部分的にお手伝いするようになったり、それまではプライベートを彩ってくれるものだったウェブコンテンツが、ついに自分の仕事に直結した年でした。
新しいウェブメディアが日々、誕生し続けている一方で、エッセイ・コラムの書き手は全然足りていないようで、cakesとSOLOでの連載を皮切りに、私のような者にもたくさんの寄稿・連載のご依頼をいただきました。大変ありがたいことでしたが、私は、血の通ったコラムやエッセイって本人の経験や、本人が疑似体験した身近な人の経験から生まれてくるもので、決して量産はできないんだろうと思います。仮にできたとしたら、それは書き手として生き急いでいる、限られた燃料を燃やしすぎてると思うのです。
何をやっても80点くらいは取れる、器用貧乏で、無趣味で、飽きっぽい私が、今年1年どっぷりライティングと向き合って、まだ全然嫌になっていないどころか、もっと探求したいと思っており、そういうものをせっかく仕事にできたんだから、大切にしたい、無理に量産せず、書き手として長生きするために、質を高めていきたいと今は考えています。ネックとなるのは収入でして、数を書かねば原稿料は入ってこないわけですが、そこは二足のわらじ方式で頑張っていこうと思います。
とはいえ、現在のウェブコンテンツって、やっぱり味付けが濃くて中毒性のある、ジャンクなものが拡散しやすいというのは否定できない事実でもあります。時間をかけて質にこだわることに何の意味があるんだと考える人も、少なくないかもしれません。
で、こういった背景もふまえて、私が今回、ハイパーリンクチャレンジに選出した、2015年最も印象に残ったコンテンツは、こちらです。
死者と生きる未来(高橋源一郎)|ポリタス 戦後70年――私からあなたへ、これからの日本へ
企画やデザイン、文章、画像など、ウェブコンテンツを構成する要素は非常に多面的でです。どこを重視するかというのは人それぞれですが、私は、とにかく文章が圧倒的な力強さを持っているという理由で、こちらの記事を選びました。見慣れたウェブの一コンテンツとして並べられても、長年鍛錬されてきたプロ中のプロの方の書くものって、こんなに強いんだな、質の良いものって一目瞭然なんだなと、改めて実感しました。今のウェブの潮流がどうであれ、誠実に創ることに向き合って、質を高めていこうとすることは決して無駄ではないのだと、希望も感じました。
ちなみに、私が二足のわらじのもう片方として関わっているスマートニュースでは、定期的にSmartNews Contents Creators Meetupというイベントを定期開催しています。このイベントは毎回、コンテンツを創る人たちに、何かしら有益な時間をご提供することを目的としています。 先日開催した第3回には、ウェブメディア、漫画の編集者さんと、テレビ番組、ラジオ番組のディレクターさんをゲストに迎え、 クリエイターと編集者の関わり方についてお話していただきました。イベントレポートはこれからですが、ひとまずそのときのツイートまとめがこちらです。
良い作品を創るために必要なクリエイターの姿勢や能力について、編集者のみなさんがかなり本質的なお話をしてくださいました。いろいろなところで言われているように、釣りタイトルなど、小手先のバズらせテクニックって最近あまり通用しなくなってきました。今後、SmartNewsのようなアプリがさらに情報流通の精度を高め、良質な情報を必要な人にきちんと届けられることで、創り手は、今よりもっと誠実に作品に向き合えるようになるはずで、だからこそCreators Meetupは今後も、クリエイターが良質なコンテンツを創っていくためのアプローチを真摯に考えるための場にしていきたいと思っています。
・・と、少し話がそれましたが、このハイパーリンクチャレンジではもう一つ、自分の関わった企画もピックアップしなければなりません。ということで、非常に難しかったのですが、悩んだ末にこちらにしました。
SOLOという、おひとりさま女性に向けた新しいメディアがスタートするタイミングで、奇しくも私がソロ活動を始めることを公に宣言した寄稿記事でした。極めて私的な話にも関わらず、たくさんの人に読んでいただき、その節はみなさま、寛大なご慈悲をありがとうございました。これを書いたことで、私がこれからやるべきこと、示していくべき方向性が自分の中でもかなり明確になったように思うので、今回はこちらを選びました。
さて最後に、私からのバトンを受け取って欲しい人は、次のお三方です。
記者・宮本真希さん
デザイナー・小田雄太さん
ディレクター・徳谷柿次郎くん
宮本さんは有名な某ネットニュースの記者さんで、小田雄太さんは最近、「デザインの魂の行方」という面白い企画を立ち上げている人、徳谷柿次郎くんはバーグハンバーグバーグの敏腕ディレクターです。私とは全然違う切り口で記事を選んでくれそうなお三方を指名してみました。お忙しいお三人なので難しいとは思いますが、よろしければぜひ考えてみてください。
ところで、これは先日焼いたカンパーニュです。久々に焼いたら何だか切り株のように平たくなりました。 最近は月に2、3度しかパンを焼けないので、なかなかブログが書けません。
表現活動は発信者と受け手とのエネルギーの受け渡し
文章を書けば書くほどライブの魅力を感じて、文章表現におけるライブってないものかといつも考えてる。というのも、ライブであれば発信者と受け手のエネルギーの受け渡しがリアルタイムで行われるからだ。エネルギーにも波長があって、わざわざ受け手に足を運ばせるライブであれば、好みや属性がほぼ似通った人たちが集まるし、現場の空気を読みながらエネルギーのチューニングができるという理由で、発信者と受け手にとって最大公約数のエネルギーの受け渡しができるのだ!(チューニングがうまくいかないと不完全燃焼のライブになるけど)
一方文章やレコーディングされた音楽、絵画や写真、録画放送の映画やドラマでも同じように、発信者は受け手にエネルギーを発信し、受け手からエネルギーのフィードバックを得るけど、発信する段階で受け手は目の前にいないので、このへんかな、これくらいの強さかなって感じで、手探りかつ余分にエネルギーを放出しきゃない。これはこれで大変だ。受け手も留守番電話を聞くようにそのメッセージを読むんだけど、そのときの自分のエネルギーの具合に合えば好きになってくれるし、合わなければ忘却する。ライブより非協力的だ。(※ちょっとスピリチュアルだけど宗教じゃないです)タイムラグがあるからこそ残るし、そこに価値や面白みがあるのもまた事実とはいえ……。
学者のように学術的な根拠を示して持論を展開するような文章を書かない私のような者は、結局、誰かに真実を伝えるとか、誰かを救うとか横柄なことを目的に据えず、インパクトのある読書体験を届けるために、真摯に芸として鍛錬していかねばならないのだろうと思う。もちろんphaさんが私と違うのは重々承知しており、脱力系とはいえphaさんは秀才で勉強家。とてもためになる本を書いていらっしゃる。しかしながら、同時にあの読みやすさ、あの展開だ。サービス精神も多大にお持ちの方であろうと思われる。そしてサービス精神って受け手が受信しやすいように発信者がエネルギーをチューニングすることだと思うので、放出疲れなんじゃないかな、なんて思って、こんなことを書いてみたけど改めて思えば全く余計なお世話ですみません。。
* * * * *
<おしらせ>
恋愛コラムニストのファーレンハイトさん、隠居系男子の鳥井弘文さんと、ブログに文章を書くこと、メディアで文章を書くことについて、上記イベントでお話させていただくことになりました。思えばこのイベントで去年、narumi blogのnarumiさんが、私のブログのスタイルに「文末パンメソッド」と名前をつけてくださったような気がします。
またメインのセッションでは私の上司、茂樹松浦も登壇し、PR記事とかステマ記事とかについてお話するようですので、よろしければぜひお越しください。
ところでこれは先日行われたイベントのために焼いた塩バターパン。
SmartNewsのSをかたどっていまSSSS!
Kindleで読める面白かった漫画と本、映画。
最近読んだ間違いない漫画
舞台は昭和のエリート男子校。主人公の帝一が狂気じみた情熱で生徒会長を目指す物語。絵も物語もギャグ漫画としてほんとによくできてる。
「帝一の國」と同じ作者の方が描かれているシリアスな方の漫画。男子校漫画であまりに男子ばかり描きすぎたので女子高生も描きたかった、的な動機ではと邪推。
ダークナイトライジングの映画評を読む中で、シナリオは「ファウスト」にヒントを得ていると知り。
ちーちゃんはちょっと足りない (少年チャンピオン・コミックス・エクストラ もっと!)
- 作者: 阿部共実
- 出版社/メーカー: 秋田書店
- 発売日: 2014/05/08
- メディア: Kindle版
- この商品を含むブログ (9件) を見る
「よつばと! 」みたいなほのぼの漫画と思いきや終盤で急に雰囲気変わって不安になる。。
次に紹介している「宇宙を駆けるよだか」と同じで中身が入れ替わる話。なんだけど、「累」の方はもともと醜悪な外見だった主人公が美しい外見を手に入れることから物語が展開し、「宇宙を〜」の方は、美形リア充だった主人公の中身が、醜悪な外見の友人と入れ替わってしまうことから物語が始まる。
ろくろ首の彼女、なんでこんなに可愛いの、と動揺した。
最近読んだ本・これから読む本
ダークツーリズムの雑誌が創刊されると最初に伺ったときにはとても驚いたけれど、実物を拝見して、雑誌という形態が物凄くマッチしているのに驚いた。一般的な旅雑誌って総じて美しい写真に比重が置かれがちだけど、負の歴史を学ぶ旅ダークツーリズムの専門誌はさすがに読み物も充実。これだけで十分に知的好奇心を満たしてくれる。
東京と地方を行き来しながら、ともすれば閉鎖的になりがちな地方に新しい風を吹き込む。そんな仕事をする人たちを「風の人」と呼び、日本各地、8人の風の人を紹介している。私も子育てがひと段落したら、いろんなところを旅して、地方と関わりのある仕事をしたいな、と思っている今日この頃。
キャバ嬢の社会学 北条かやさんの著書。ツイギーに憧れた昭和の女子達の分析を皮切りに、美容整形の歴史を紐解く。巻末の中村うさぎさんとの対談は、内容もさることながら北条さんのうさぎさん愛がにじみ出ていてグッド。
暇女さんのブログが書籍化!おめでとうございます。縦書きの本になると文章に目がいく!!でも暇女さんの縦スクロールでどんどん狂っていく絵も好きなので、2作目はもしよければ日めくりカレンダーとかどうでしょうか。ぜひご検討ください。
話題の小説が収録された文藝春秋。受賞作についてはさておき審査委員の皆さんの講評を読んで背筋が凍った。大人になって小説はあまり読まなくなったし、文芸の世界を全然知らないけど、候補に上がっても受賞しなければ言葉のプロ達にこんなにもボロクソに言われるのかと。。
今やってる仕事で必要だったので、短編小説の構造を勉強しようと大先生の本を。
ネットのエッセイというのは、パンチの効いた言葉を過不足なく数式のように並べているものが特に好まれるように思う。一方小説というのは一度に全部言わないで、最初に少し匂わせてずっと後から言ったりする。とにかく書き方が全然違う。さらに短編であれば、もっと出す情報を絞って、絞った中で空気を伝えたりするわけで、魔法のようだ。
最近観た間違いない映画
アンパンマンとバイキンマンって実は同じ流れ星から生を受けた兄弟だ。
無邪気マウンティングでふくらむ邪悪な感情 | 家入明子 - SOLO
最近こういう記事を書いたこともあって、善と悪、無邪気と邪気といった対立構造に興味しんしん。
ところでこれはちょっと前に焼いたパン。何かって言うとカンパーニュなのだけど、クープも開かず、表面は焦げて、結局失敗してしまった。でもかろうじて味はよかった。いちじくとくるみ。
連休、楽しんでる?雄大な自然に美味しい空気、そして寂れたラブホテル。
<イベントのおしらせ>ブロガー・クリエイターのみなさんに、良質なご飯をお届けします。※訂正あり
文章を書くというのは当然ながら孤独な作業で、時にあまりにも他力本願で生きてきた私のこれまでの姿勢を、スパルタに正されているような気になります。
締め切りが近づいているのに思うように筆が進まないとついブラウザを開いてしまったり、ついSNSを見てしまったり、ついTwitterにつまらないことを呟いてしまったり。
また朝がきたじゃないか!💢😡💢
— 家入(紫原)明子 (@akitect) 2015, 8月 24
<本当につまらないことを呟いています>
・・そこで最近はライターの友達と落ち合ってノマド仕事したりしています。
<美人ライターとともにノマド作業に励む>
一緒に作業したところで自分の分の仕事が減るわけでは決してないのですが、同じような困難に直面している仲間とともにいるだけで勇気が湧いてくるというもの。赤信号、みんなで渡れば怖くない、そして死なば諸共です!
一人で作業する時間が長ければ長いほど、ときに情報交換したり、ときに助け合えたり、ときに何ということもないけど連絡したりできる仲間は貴重ですよね。
……ということで、「コンテンツの作り手の皆さんを尊重する」を理念の一つとして掲げるスマートニュースでは来る9月3日20時より、クリエイターさん、ブロガーさん向けイベント第2回を開催します。
<第1回のイベントレポートはこちら>
「コンテンツの作り手を尊重する」 SmartNews Content Creators Meetup vol.1イベントレポート | スマートニュース株式会社
前回同様、スマートニュースのおいしいヘルシー社食を作ってくださっている、デイライトキッチンさんによるフードもご用意します。いつも良質な情報を発信してくださるクリエイター、ブロガーのみなさんに、良質な食材で作られたおいしいご飯をお届け!
<スマートニュースの社食はこんな感じ>
【8/26(水)14:00訂正】
諸々の都合により当日のご飯はデイライトキッチンさんとは別の業者さんに作っていただくこととなりました!スミマセン。。ただしこちらも良質な素材で作られた美味しいご飯なのでご安心を。また僭越ながら私もパンを焼いて差し入れます!
さらに今回のイベントでは、約10社にものぼるブログ・コンテンツプラットフォームの「中の人」にご協力いただき、ちょっとしたトークセッションも開催予定。読まれやすいテーマや読者層、そして今後予定している展開などを、中の人に伺います。
思い起こせば15年前、ジオシティーズで「ホムペ」作成を始めた私はMovableTypeからロリポブログ、JUGEM、はてなブログ、様々なプラットフォーム上でブログを書いてきました。(ついでに娘はnoteで短編小説を書いてます。)いずれの場所にもその時々の思い入れがあるため、個人的にも非常に楽しみです。
ちょっとここでの告知が遅くなってしまいまして、本イベントのチケットは残席わずかとなっております。お申し込みは何卒お早めにお願いします。
<詳細とお申し込みはこちらから>
皆様にお目にかかれることを楽しみにしています!
・・・ところでこれは今日焼いたパンです。
・・・ちょっとズルして焼きました!
あとは焼くだけの生のパン。スーパーの冷凍食品売り場などで売ってます。10分ちょっとでそれなりにおいしい焼きたてバケットが食べられるのでお手軽です。
SmartNews「オピニオンチャンネル」追加の方法をご紹介
スマートニュースのお手伝いしてます
ご縁あって現在、スマートニュース株式会社という会社のお手伝いをしています。こちら、SmartNewsというスマートフォン・タブレット向けニュースアプリの開発・運営を行っている会社です。他にもいくつかお手伝いしている案件があるのと、執筆のお仕事もあるため、フルコミットというわけにはいきませんが、スマートニュースのコミュニケーションディレクター松浦茂樹さんのアシスタントとして、「オピニオンチャンネル」というチャンネルのサポートにスポット的に関わっています。
少し前から準備を進めていたこの「オピニオンチャンネル」ですが、先日無事オープンしましたので、本日はこちらについてご紹介します。
オピニオンチャンネルって?
「オピニオンチャンネル」は、新聞の社説や、ハフィントン・ポストやオルタナティブブログなどオピニオン系メディアの記事、政治家の皆さんのブログ記事、そして個人ブロガーさんのブログ記事などで編成されるチャンネルで、良質なオピニオン記事をアルゴリズムが選定し、ユーザーのみなさまにご紹介します。専門家によって書かれた記事と、生活者の視点で書かれた記事とが並列で表示されるのが特徴で、「良質な情報はもう一つの良質な情報を生み出す」という考え方に基づき、より多様なオピニオンの発信を促進することを目的としています。現在表示されているものの大半は文章ですが、ゆくゆくは文章のみならず、イラストや映像、音楽などもご紹介していきたいと考えています。
個人ブログの記事もご紹介できるようになりました
これまでSmartNewsでご紹介する個人ブログ記事については、はてなブログやlivedoorブログなど、ご紹介できるものがプラットフォームで限定されていました。そこで今回、オピニオンチャンネル開設にあたり、各ブログ事業者さんにご協力を仰ぎながら、この点を大きく改善しています(一部現在進行中です)。また、独自ドメイン+CMSのブロガーさんの記事についても、良質なものはきちんとピックアップできるようになりましたので、自薦・他薦などありましたらぜひmedia@smartnews.comまでご連絡ください。
オピニオンチャンネルを追加するには?
ここであらためて、SmartNewsでオピニオンチャンネルを追加する方法をご紹介します。
アプリ上部のタブの右端「+」ボタンをタップします。
真っ先に開く「おすすめ」というタブの一番上に、現在「オピニオン」が表示されています。
おすすめに表示されない場合は、タブ右端の「検索」をタップしてください。検索フォームがでてくるので「オピニオン」と入力します。
「おすすめ」または「検索」で出てきた「オピニオン」をタップすると、上の図の「追加」ボタンが出てきますのでこちらをタップ。これで追加完了です。
オピニオンの他にも、SmartNewsにはチャンネルが沢山あるので、ぜひ興味のあるチャンネルを追加してみてください。
個人的な所感
SmartNewsにはすでに「はてなチャンネル」というチャンネルがあり、かねてより私のブログ記事はよく、このはてなチャンネルで紹介されていました。現在はcakesとSOLOで書かせてもらっている連載が、時折「コラムチャンネル」に拾われています。
紹介記事の選定は全てアルゴリズムが自動で行っているため人力が一切介入せず、私の記事が紹介された場合には、会社の人が「お、載ってるよ」と驚いた感じで教えてくれたりします。
思えば昨年から今年にかけて、B&Bでセックスレストークイベントをさせてもらったのを皮切りに、他媒体での連載が決まったり、書籍執筆のお仕事をいただいたり、立派な方々と対談のお仕事をやらせていただいたりして、私は大変な幸運に恵まれました。きっかけはひとえに、私の拙い個人ブログ記事を沢山シェアしていただき、多くの方に読んでいただいたからに他なりません。そんな私が今回SmartNews、オピニオンチャンネルに裏方として関わる以上、熱意と誠意に満ちた世の書き手のみなさんに、私以上にチャンスを享受していただきたいと強く思いますし、我々の創作活動を日々サポートしてくださるプラットフォーム運営者のみなさんにも、少なからずメリットを感じていただけるものにしたいと考えています。
イベント第2回も開催予定です
スマートニュースは「コンテンツの作り手を尊重する」というモットーを掲げており、ブロガーさん、クリエイターさんに日頃の感謝をこめて、定期的にイベントを開催しています。Contents Creators Meetupと題した第1回目のイベントには沢山の方にお集まりいただき、世界一を目指している社食や、僭越ながら私の焼いたパンなどもご提供させていただきました。第二回はまた少し趣向を変えて、近日開催を予定しています。詳細は決まり次第スマートニュース公式サイトなどで発表しますので、どうぞお楽しみに! みなさまにお会いできるのを楽しみにしています。
以上SmartNews オピニオンチャンネルのご紹介でした。
別件。
ところで、来週8/12の夜、下記イベントでお話させていただきます。
ジャーナリスト佐々木俊尚さん、Greenz鈴木菜央さん、食欲コンサルタント村山彩さんと、ご一緒させていただくのが恐縮な豪華メンバーです。お盆の真っ只中ではありますが、私のように今夏の一番楽しかった思い出が地域の盆踊りで終わってしまいそうなみなさんは、よければぜひご参加ください。
ところでこれは少し前に焼いたレモンケーキです。広島は三角島のレモンを沢山いただいたので作りました。国産レモンは皮まで使えるのでとてもありがたいですね。